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小児歯科

生後1歳くらいまでのお子様のこと。 人生、初めが肝心!

生後1歳くらいまでのお子様のこと。

新生児は、1才を過ぎた頃から上下の前歯が生え揃います。
この頃から、お母様方にも虫歯予防に関心を持って頂き、予防治療を開始をしていただきたいと思います。

特に治療の必要がないと思っても、虫歯以外の口の中のトラブル(咬み合わせや舌など)が見つかることがありますので、一度受診して頂くことが望ましいです。

生後6か月頃までの歯が生えてない頃に見られる問題は 先天歯(生後1~2か月で歯が生えて哺乳障害がおこる)、口蓋裂(三次医療機関にてフォローずみ)、めったにないですが小帯異常(唇がうまく閉じれず哺乳障害)などがあります。
上皮真珠などお母さま方が見て心配になるものもありますが、問題ありません。

当院では、一人一人のお子さんの状況を、またその家庭環境を考慮しながら保護者の方にご指導させていただいており、無理のない優しい対応を心がけています

また、おもちゃのたくさんあるキッズスペースを備えておりますので、治療の前後もお子さんが心地よく過ごして頂けると思います。

フッ素塗布

フッ素塗布

フッ素塗布は、歯科医院で高濃度のフッ素を定期的に塗布する方法です。
十分な効果を 得るためには、年3~4回塗布を行う必要があります。フッ素を歯に作用させると表面から取り込まれて、エナメル質の成分と入れ替わり安定した結晶構造へと作りかわります。

このことにより歯の表面は、虫歯菌の出す酸に解けにくい強い歯にかわるのです。さらに虫歯は治らないとされていますが、初期の虫歯は再度カルシウムなどが沈着することにより、元に戻ることがあります。

フッ素は、虫歯で溶けた表面の再石灰化を促進し、エナメル質の補修がしやすくなります。また、フッ素自身が虫歯菌に対して抗菌力があるため虫歯の活動も抑制します。

虫歯がひどくなっちゃた!!  年齢が小さいので治療できない?!どうしよう!!

虫歯がひどくなっちゃた!!

■1歳なったばかりなのに 虫歯があると言われた!
■1歳の子の前歯がなんだか 変な色になってきた。 虫歯?
■2歳の子の奥歯に なんだか 虫歯っぽい点がある!
■むしばが進んでると言われて 薬を塗ってもらったけど、これってどう?
■治療ができないといわれたけど どうしたらよいの?
■こどもは痛いとか言うんだけどよくわからない!


以上のように、いろいろお子様、特に小さなお子様の場合、わかりにくいですよね。 

とにかくまず現状を診てみます。
診察の結果必要と判斷した場合治療します。する以上はきちんと治療します。あたりまえ!!
でもこれが、難しいんです。なかなか。

処置が必要なければ予防の処置をします。

予防は、フッ素塗布であったり、シーラントであったり、、、

"おっぱいのんで、寝んねして~”は、歯がボロボロになりますョ!!

"おっぱいのんで、寝んねして~”は、歯がボロボロになりますョ!!

1歳までのお子様の注意点
”断乳”をご存知ですよね?


断乳は1歳を目安に終わってください!!
1歳を過ぎても、断乳が終わっていないと”ひどい虫歯”になります!

断乳とは、哺乳を断つことですが、哺乳とは、母乳だけではなく人工乳であっても同じです。

牛乳であっても同じです。
ちなみに断乳は終わっているが、ジュースやイオン飲料の類をやっても同じ結果になります。

「〇〇式で育てていますので断乳はしません」と言われ、ひどい虫歯になったお子様を数十年前から数え切れないほど治療してきました。
〇〇式ではなくて普通に育てられたらどうですか?

このような虫歯を「哺乳ビン虫歯」とか「nursing caries」とか言いますが、特徴は、上の乳前歯、特に裏側に広い範囲でできます。

歯が全体に溶けていきますので虫歯というよりも、歯の色が変わったように感じます。
歯の表面のエナメル質全体が溶けていきます。
エナメル質は無機質で作られるために簡単に虫歯の酸で溶けてなくなります。

そしてエナメル質の下の象牙質が露出します。象牙質はいわば繊維の塊なのでそう簡単には形は崩れません。

しかし、1歳ころの乳歯の歯の頭の大きさ(年齢が経っても変わりません)の大部分はその象牙質と神経(歯髄)が占めています。

すなはち、そのまま処置しなければ、形は残っているのに”急に歯髄炎”をおこします。
小さいお子様は痛がっているのか判りにくいものなので、顔や歯茎が急に腫れてきます。

それでも上あごの骨は粗なので、あまり、痛みがはっきりしないこともあり、ついつい、歯科への受診が遅れがちです。

これを繰り返すと(ほぼ虐待か)歯の根もアゴの中で溶けてなくなり、さらに、ひどくなるとアゴの中の永久歯の卵にもなんらかの影響が出ます

心臓に病気のあるお子様は致命傷になります。

シーラント!  えっ! 知ーらんと??

シーラント!えっ!知ーらんと??

歯の中にも、虫歯になりやすい場所があります。

・奥歯の溝
・歯と歯の間
・歯と歯茎の境目



このうち、奥歯の溝にできる虫歯を予防する方法のひとつに「シーラント」というものがあります。

このシーラントは、歯の溝をきれいに掃除したあとで、プラスティックの一種を流し込み、その溝部分を塞ぐ(コーティング)ことで、歯垢の付着を妨ぐことを目的としています。

シーラントは乳歯にも永久歯にも使用することができます。
しかし、もう虫歯になっている歯のうち、深い虫歯にはできません。
また、1~2年経つと部分的にとれてしまうこともあります。
定期的な検診で異常がないか確認したほうがよいでしょう。
シーラントは保険が適用されます。
生えて間もない奥歯の永久歯(六歳臼歯)は特に虫歯になりやすいので、虫歯予防にはこの方法が有効です。

そして 暫間填塞!! これなんだか知ってる人はできる人です!

楽に虫歯のない子育てしませんか?

楽に虫歯のない子育てしませんか?


4歳までにお子様の歯を強くしてください

成熟 maturation!

歯は生後6カ月で生え始め ⇒1歳で上下乳前歯が生えて ⇒1歳半で乳歯の手前の奥歯が生えます ⇒2歳半でその奥の奥歯が生えます。 ⇒3歳ころには乳歯だけの咬み合わせが安定します ⇒  ⇒  ⇒ ⇒6さいころから永久歯が生え始めます

さて この ⇒  ⇒  ⇒の間に4歳のお誕生日を迎えますが、個人差はありますがこの頃までに、虫歯にならないようにがんばれば、その後は乳歯に関してですが、そんなにひどい虫歯にはなりません

何度も言いますが乳歯に関してだけです。
その途中、虫歯になったとしてもきちんと治療を受けて、予防を心がければよいのです。

虫歯予防といいますが、予防の前にもっと大切なことは 食習慣ですし、その前に大切なのは生活習慣です。

すなわち、きちんとした生活習慣をしているだけで虫歯にはなりにくいということです。
子供の特に低年齢児の生活習慣は大人の生活習慣に影響されます。

たとえば、お父さんが飲食業を営んでいて、夜の帰宅が遅く、まちまちで、自宅でも色々なものを不規則に食べているとその子供はひどい虫歯になっています

お子様もお父さんと一緒に何か食べたくなるものです。就寝時間も不規則になってしまします。このことは、子供の体内時計を狂わせ、唾液の分泌も不規則になることを意味します。

すなはち、どんなに歯磨きをしようが、フッ素の力を借りようが虫歯にならないのは難しくなります。         


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